女性泌尿器科専門のクリニック
第1章 便失禁とは? 第2章 便失禁の原因 第3章 排便 第4章 便秘と直腸瘤と便失禁 第5章 どのようにして便失禁の原因をみつけだすか? 第6章 治療 第7章 閉鎖性排便障害 第8章 肛門括約筋の補強 第9章 恥骨直腸筋と直腸肛門角 第10章 手術① 肛門周囲の筋肉をもちいて肛門括約筋を補強する方法 第11章 手術② 筋肉移植による肛門機能再建方法 第12章 手術③ レーザーを用いた便失禁治療 第13章 順行性洗腸と自分できる浣腸 第14章 介護のテクニック摘便 と 排便の基本 |
第11章 手術③ レーザーを用いた便失禁治療
人工物による問題を解決するために、レーザー光線を照射することで、便失禁がなおる可能性を世界的に実施されています。
まだ、臨床データがまとまった段階ではありませんが、
レーザーを膣から照射することで、肛門・直腸・膣の細胞を育てるというものです。
レーザーは、インティマレーザー(フォトナ社)を用います
照射すると、3週間ぐらい膣全体が腫れて、その後細胞がはえてきます。
インティマレーザーは、膣への照射が、アメリカFDAが許可しているので、
理論的には副作用がないので安心です
尿失禁については、論文データがあり、当院からも学会発表も論文もだしております
印象としては、便失禁が改善した人もありますが、
それは、尿失禁の照射をしたら偶然その人が便失禁で、しかもなおったというもの
決して、便失禁をはじめから調査して、適応患者を選んで、実施したものはありません。
治療希望の患者様が多い場合は、
倫理委員会申請をして正式な臨床データを発表できるように整備しますが、
当面は、希望される場合はおこなうというスタンスです
(現在の医学医療では、学会発表するには倫理委員会を設置することが必要です。治療をするのに、倫理委員会が必要というわけではないです。)
レーザーの解説は、次のレーザーの特集ページをご覧ください