蜂に注意してください


スポーツの仲間へ:蜂について
Facebookでこのテーマをかきましたら、大変反響がありましたので、ホームページにアップします。

たくさんの仲間が山にトレランをしております。シーズンですので、もういちど蜂についてです。参考にしてください。とくにエピペンについてくわしくしました。

スズメバチがいちばん刺すことがあります。なお、オスは刺しません。というのも、針は産卵管由来の器官なのです。アレルギーも、個人差、体調により強度が違い、「痒み」「ジンマシン」「めまい」「心悸高進」「昏睡」「ショック〜死亡」など、現れる症状がさまざま。アレルギーが現れるのは、抗体ができた2回以降です。攻撃性の強いスズメバチによる死者数は年間50人ほど。季節は7月〜10月に集中します。

凶暴なスズメバチといえども、すぐに攻撃するわけではなく、防衛行動として刺します。何かに驚いた時、巣に近づくものがあるとき、餌場に近づくものがあるときが問題です。とくに、巣を刺激する(振動を与える)、「警戒範囲」の内側で素早く動くことが、攻撃の引き金になります。

興奮したスズメバチをより興奮させる要因には、動く黒いもの(頭髪、眉毛、瞳などに毒針を前に向けてきます)、素早い横の動きのあるもの、整髪料のにおいなどのものがあります。

刺しやすい時期は、7月半ばから10月頃がもっとも危険な時期です。巣が大きくなり、新女王の育成が始まる頃から、巣を守る蜂は敏感になります。

スズメバチに刺された場合は、
巣や餌場からまっすぐ10m以上離れる(横の動きは危険)。頭を隠し姿勢を低くして、ゆっくりその場を離れることが大切です。
蜂は、1頭の場合爪ではじき落とします(手で払うと、手にしがみつき、刺される)
複数頭の場合、物で払い落とします
踏み潰しておかないと、次の蜂がきます

スズメバチに刺されたあとの医学的変化は、
ハチに刺されると、体内にハチ毒に対する抗体ができ、次に同じ種類のハチに刺されたときには、人によっては、アレルギー反応を起こし、アナフィラキシーと呼ばれるショック症状を起こします。アナフィラキシーを起こすと、呼吸困難や血圧低下などを起こし、最悪の場合、死に至る危険もあります。特に、アレルギー体質の人や、ハチに一度、刺されたことのある人は、十分注意する必要があります

医学的にはハチに刺されたらどうすればいいの?
次のような手順で処置をし、安静にします。20分ほど様子を見て、異常がないようなら、ひとまずは安心です。様子がおかしいと思ったら、ただちに医療機関を受診するようにしましょう。
@ 刺された傷口を流水でよく洗い流す。ハチの針が残っている場合は、そっと抜く。
A 傷口から毒をしぼり出す。ポイズンリムーバーでとりのぞくのがベストです。口で吸った場合、毒は必ず吐き出しましてください
B 抗ヒスタミン軟膏などを塗り、冷やします
C 息苦しさや口の乾き、冷や汗、めまい、血圧低下、しびれ、嘔吐、じんましんなどのショック症状が現れた場合は、一刻も早く救急病院で医師の診察を受ける。

ハチ対策としては、まとめると次の3つが大切です
@ポイズンリムーバ-(蜂毒吸引器) 
A蜂撃退スプレー 
B抗ヒスタミン剤 (塗り薬ならレスタミン軟膏、飲み薬だとオノンなど)
Cアナフィラキシー既往症の方はエピペンの携行

http://trail38.com/news/2013/05/post-21.html

エピペンは、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。あくまでも補助治療剤なので、アナフィラキシーを根本的に治療するものではありません。エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります
黄色の製剤。エピペン注射液0.3mgは、体重30kg以上の方に処方されます。エピペンは、注射針一体型の注射器です。注射器には薬液(アドレナリン)、安全キャップ等がセットされ、携帯用ケースに収められています。アナフィラキシーがあらわれたときに、いつでもエピペンを注射できるように、日頃からエピペンの適切な管理を心がけてください。




エピペンの処方の流れ

専門医を受診

診察をうける

医師が処方を必要と判断したら処方箋をだす

医師のエピペン同意書をサイン

エピペンのDVDをみて学習する

薬局に処方箋をだす

薬局がメーカーに医師の処方箋資格を問い合わせる

薬局がその人の分を入荷できる

後日、患者さんに薬局で手渡し

(僕は、泌尿器科ですのでアレルギー科じゃないけどエピペン処方資格を取ってあります。)



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